《微細加工研究所》へようこそ
ライブ配信対応セミナーのお知らせ
12月16日(木)にサイエンス&テクノロジー主催のセミナーを行います。
☆講演内容をアップデートしました。
AIデータセンター経済圏の衝撃への羅針盤
― TSMC・Samsung・Intel・Rapidus戦略との現在地 ―
― TSMCの主力ビジネスが「スマホ依存」から「AI中心へ」 ―
― ハイパースケーラーの狂気的なAIデータセンターへの投資 ―
― 生成AIがメモリ(DRAM&NAND)を食い尽くす ―
◆受講可能な形式
「会場受講」
「会場受講(アーカイブ配信付)」
「Live配信(アーカイブ配信付)」
◆「2名同時申し込みで1名無料」対象セミナー
詳細はこちらをご参照ください。
→ https://www.science-t.com/seminar/A251266.html
What's New
今週のお知らせ
New !! 【2025年12月5日】 JBpress
オランダの半導体メーカー・ネクスペリアの中国工場が個別半導体(デイスクリート)の出荷を止めたことにより、クルマメーカーのライン停止や減産が起きました。
このように半導体不足でクルマメーカーの生産停止が起きたことは、過去に2度あります。
1度目は、東日本大震災でルネサス那珂工場が被災したとき。
2度目はコロナ禍でTSMCの28nmの半導体ラインが逼迫したとき。
今回のネクスペリア騒動は3回目になりますが、いずれのケースも、ジャストインタイムの生産方式を改め、一定の在庫を持っていればクルマ減産は防げたはずです。
クルマメーカーは、過去の失敗に学ぶことができないのでしょうか。ジャストインタイムを続ける限り、同じようなことが今後も起こることになるでしょう。
JBpress(Japan Business Press)
New !! 【2025年11月27日】 メルマガ
メルマガ『AIが世界のメモリを食い尽くす - HBM需要急増とDDR DRAM永続不足の衝撃 - 』を配信しました。
メモリメーカーの投資は、付加価値の高い広帯域メモリ(HBM)に集中するため、通常のDRAM(DDR)が不足する事態となりました。そして、この状況は生成AIが普及すればするほど、悪化することになります、ということを論じました。
メールマガジン 内側から見た「半導体村」 今まで書けなかった業界秘話
【2025年11月27日】 メルマガ著者メッセージ
メルマガの著者メッセージを更新しました。
以下、その転載です。
いま世界では、半導体が単なる工業製品ではなく、国家の安全保障と経済力を規定する戦略資源として扱われている。AI、軍事、エネルギー、金融、通信──あらゆる領域の基盤を支えるのが先端半導体であり、各国はその製造能力を国内に確保するために、これまでにない規模の資金と制度を投入している。これは一時的なブームではなく、明確な潮流である。
こうした中、日本は長らく失われていた半導体製造基盤を再構築しようとしている。TSMCの熊本誘致、Rapidusによる2nmロジック量産への挑戦は、その象徴だ。しかし、これらは“やればできる”類の話ではない。半導体は、技術、人材、装置、材料、サプライチェーン、顧客基盤、地政学──あらゆる要素が高度に統合された産業であり、根拠のない楽観は、必ず失敗を招く。
過去の日本は、この産業の構造と変化の速度を読み違え、正しい政策判断を持続できなかった。結果として、世界の最前線から脱落した。この歴史を直視しなければ、同じ過ちを繰り返すだけである。TSMC熊本もRapidusも、成功する可能性は決してゼロではない。しかし、それを実現するには、これまでと比較にならないほど徹底した現実認識と、継続的な実行力が必要になる。それが欠ければ、国策はまた失敗する。
私は、半導体産業を内部から見続けてきた経験をもとに、事実だけを、冷静に、正確に、タイムリーに伝えることを自らの責務と考えている。表面だけを追っていては、本質には到達できない。企業戦略も国策も、成功と失敗を分けるのは、華やかな発表ではなく、現場が積み上げる現実である。この現実を理解することなしに、未来の議論を行うことはできない。
本メルマガでは、読者の判断に資するために、半導体産業の構造変化、各国の戦略、技術の進化、サプライチェーンの実相を、淡々と、しかし徹底的に分析していく。AI時代における産業競争は、もはや後追いでは成立しない。正しい情報と正しい認識だけが、未来の選択を可能にする。私はその一助となるべく、これからも筆を取っていく。
半導体や電機産業に携わるビジネスを理解するための一助として、また技術開発の方向性を見出すための手助けとし て、本メルマガをご活用頂ければ、著者としてこれに優る喜びはない。
【2025年11月26日】 セミナー内容アップデート
【2025年11月13日】 EE Times Japan
EE Times Japanに、『TSMCはもはや世界の「中央銀行」 競争力の源泉は150台超のEUV露光装置』を寄稿しました。
2022年11月にOpenAI社がChatGPTを公開して以降、Microsoft、Amazon、Google、Metaなどのハイパースケーラーは、GPUやAI半導体の争奪戦を展開しています。これは、もはや、ハイパースケーラーがTSMCの先端ノード(5nmと3nm)のキャパをどれだけ確保できるかと同義となりました。
要するに、TSMCは、AI半導体の「中央銀行」になったということです。それと同時に、TSMCの基幹ビジネスが「スマホ依存」から「AI半導体中心」に劇的に変貌しました。
EE Times Japan
【2025年10月5日】 講演の予定と実績
第四刷
2023年4月20日に出版した『半導体有事』(文春新書)ですが、お陰様で第四刷。
第四版では一部、筆者の認識違いを修正しました。
お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございました。
朝日新聞インタビュー
朝日新聞(2023/11/24)のコラム『TSMCの衝撃④』に筆者のインタビューが掲載されました。朝日新聞によれば、大きな反響があったとのことです。
データマックス社 後編
データマックス社に寄稿した記事『日本が世界半導体産業ではたすべき役割とは 日本の製造装置のシェア低下が止まらない』の後編です。(2023/09/20)
https://www.data-max.co.jp/article/66443
ビデオニュース
「ビデオニュース」に出演しました。(2023/07/30)
テーマは『日本が半導体戦争に負けた理由と同じ過ちを何度も繰り返す理由』です。
次のサイトで、10分(無料)のダイジェスト版が視聴できます。
https://www.videonews.com/marugeki-talk/1164
キャノングローバル戦略研究所 動画
キャノングローバル戦略研究所の杉山大志氏が司会を務める動画に出演しました。(2023/07/10)
動画のサイトはこちらです。
→ https://cigs.canon/videos/20230710_7515.html
「東亜」
『東亜』という雑誌の2023年2月号に、「米国の半導体政策が世界にもたらす影響 - 厳しすぎる対中規制は台湾有事を誘発する - 」という記事を寄稿しました。
『東亜』の2月号は「半導体を巡る米中」をテーマに取り上げています。
日本、韓国、台湾、中国の4か国を「東アジア」と定義した場合、その東アジアが特徴的に強い産業が多数あります。それらを総合的にまとめた書籍が『東アジア優位産業』(中央経済社)です。
私は、「第13章 半導体 メモリメーカーの飛躍的成長と中国の台頭」を分担執筆しています。
著者割引で2割引きになるそうです。もし、ご所望の方がおられましたら、ご連絡ください。












→ 紙面PDFを表示 or ダウンロード


→ 紙面PDFを表示 or ダウンロード










